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ヤミ金融被害の現状

ヤミ金融とは、無登録で営業している金融業者または貸金業登録の有無にかかわらず、出資法(年二九・二%を超える利息の契約一受領・要求をしたときは、五年以下の懲役もしくは一〇〇〇万円以下の罰金に処せられ、またはこれらが併科される。年一〇九・五%を超える利息の契約一受領・要求をしたときは、一〇年以下の懲役もしくは三〇〇〇万円以下の罰金に処せられ、またはこれらが併科される)に違反して、超高金利で貸付けを行う金融業者のことである。ヤミ金融は、貸金業規制法や出資法に違反して営業を行っているので、「犯罪」を行っていることになる。

もともと、ヤミ金融は、貸金業の登録をしないで無登録で営業を行う、まさに「闇」の業者が多かつたのであるが、一九九〇年代末頃より、貸金業の登録をした上で出資法の金利規制に違反する超高金利で貸付けを行うヤミ金融が大量に出現するようになった。登録業者の中でも特に目についたのが東京都知事登録業者である。二〇〇三年七月二五日に成立したヤミ金融対策法(貸金業規制法と出資法の一部改正法)の施行(二〇〇四年一月一日より全面施行)以前においては、貸金業の登録は都道府県知事登録の場合、四万三千円の登録手数料さえ支払えば貸金業規制法六条の登録拒否事由(破産者で復権を得ない者など)に該当しない限り、誰でも簡単に登録ができることになっていた。

サラ金やクレジットの支払日が通常一ヵ月に一回であるのに対し、ヤミ金融の支払日は通常一〇日に一回あるいは一週間に一回となっている。このため、ヤミ金融は「短期高利金融業者」あるいはただ単に「短期金融」とも呼ばれている。最近のヤミ金融は、「トヨン」(一〇日で四割、年一四六〇%)、「トゴ」(一〇日で五割、年一八二五%)が主流となっており、中には金利が一日一〇割(年三万六五〇〇%)、一日二〇割(年七万三千%)という途方もない超高金利をとるヤミ金融も出現してきている。